１．平成２１年度事業方針 |
自：平成２１年４月 １日 |
至：平成２２年３月３１日 |
深刻化する世界的な景気後退を背景に、世界の金融市場と主要国の経済は、歴史的な混乱と危機に直面しています。
この百年に一度とも言われる経済有事に対応するために政府は、２０１１年度までの景気回復に全力をあげる考えを表明し、金融や雇用への不安から経済活動が滞る不安と萎縮の連鎖を断ち切るための積極的な経済対策に取り組んでいますが、現実の中小企業は、自助努力による対応の限界を超えた極めて厳しい状況におかれています。
こうした状況の中で、私たちは腹を決めて現実を受け入れることが必要です。そして、経営の基本・原点に立ち返るとともに、下り坂の経済でも生き残るための知恵を絞り、衆知を集め、経営の局面局面で税制・金融等のあらゆる施策を効果的に活用しながら、能動的にアクションすることが求められているのではないでしょうか。
さらに、わが国経済が閉塞感を打開し、再び成長軌道に乗るためには、地域を支え日本経済の活力の源泉となっている中小企業の経営力や技術力を高め、生産性の向上を図ることが不可欠であり、わが国企業の太宗を占める中小企業が、絶え間のないイノベーションによって、日々経営の現場を革新することが経済の活性化の根幹であり、その革新の支援をするのが商工会議所であろうと考えます。
以上のような観点に立ち、地域に密着する習志野商工会議所は、役員・議員・事務局が一丸となって、経済社会の情勢に臨機に対応する機動的な運営に努め、中小企業支援体制の拡充強化を図るとともに、政府の緊急総合経済対策を果敢に実行し、行政との連携により目下の最大の課題である景気対策に積極的に貢献する覚悟です。
とりわけ、小規模事業対策については、中小企業セーフティネット保証をはじめとする経済対策に盛り込まれた支援策や経営改善普及事業の周知に万全を期す一方で、地域産業の新たな成長の芽をしっかり育むために、変わることなく産学官連携、創業・経営革新、地域資源の活用等の事業に努め、地域経済の活性化と地域商業やコミュニティの維持・再生の観点に立った商店街・個店対応に取り組んでまいります。
なお、主要事業の詳細は以下のとおりですが、引き続き会員各位の商工会議所事業への積極的な参画をお願い申し上げるとともに、従来にも増して皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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（１）経営強化チャレンジ
１．小規模企業の「経営基盤の強化」にチャレンジします！
２．意欲の支援により「経営活力の強化」にチャレンジします！
- 緊急の資金需要に対する支援の実施（スピードローン、夜間・休日・出前相談会等）
- 専門家・専門機関による高度経営支援（出張コンサルティング・OB人材有効活用等）
- 支援ニーズ把握・即応（巡回等による課題及びニーズの把握・支援メニュー、助成提供）
- 中小企業振興月間（経営支援事業の集中実施による経営基盤強化及び発展機会提供、6･11月）
- セールスプロモーション支援（グルメコーナー、空き店舗情報、DM配送代行サービス）
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（２）交流強化チャレンジ
１．産学官民の「交流基盤の強化」にチャレンジします！
２．産学官民協働により「交流活力の強化」にチャレンジします！
- 産学官連携プラットホーム事業の積極的推進（交流コーディネート、共同研究開発、実用化支援等）
- 戦略産業、ロボット関連産業の育成（ロボットコンテストの実施、先進地視察、シンポジウム開催等）
- 会員参加交流ネットワーク（ビジネス交流会、会員拡大、出前商工会議所）
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（３）地域強化チャレンジ
１．習志野市の「地域基盤の強化」にチャレンジします！
２．地域資源活用により「地域活力の強化」にチャレンジします！
- 創業及び起業・新分野進出・経営革新支援（創業塾・経営革新塾）
- NHK大河ドラマタイアップ「21世紀スペシャル 坂の上の雲」対応）
- 地域社会の代弁者としての政策提言（国、千葉県、習志野市へ要望書の提出）
- 厳しい環境・構造変化への対応に自主的に取り組む企業、商店街の活性化事業に対して支援（商店街活動支援、ＩＳＯ取得推進支援 等）
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（４）その他
- 会員サービス事業（巡回健康診断、海外経済視察、従業員表彰、ゴルフ大会、あじさい共済還元事業）
- 部会・委員会活動（商業部会、工業部会、サービス業部会、建設業部会、街づくり戦術委員会、情報戦術委員会、企業経営戦術委員会）
- 各種検定試験（簿記、珠算、販売士、カラーコーディネーター、ＢＡＴＩＣ，福祉住環境コーディネーター、環境社会、ビジネス実務法務）
- 貸し会議室
- 人材育成
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