平成18年度の日本経済は、個人消費が天候不順の影響や賃金の伸び悩みなどから緩慢な動きにとどまったものの、企業収益の好調を背景とした設備投資の増勢が景気回復の持続に大きく寄与し、緩やかながらも息の長い回復を持続しました。
このような中で、経済政策と企業の結節点の役割を担う習志野商工会議所は、中小企業の振興と地域経済の活性化への取り組みはもとより、経済が回復基調にあるこの機を逃さず、新たな需要や社会ニーズの多様化に対応したビジネスチャンスを自らの創意で開拓しようとする地元企業の自助努力を後押しするために、習志野市をはじめ関係機関、大学と連携して、各種事業に取り組んでまいりました。
とりわけ、会員の経営活性支援につきましては、金融機関とのタイアップビジネスローンの推進に取り組んだほか、金融機関や専門家との連携により、制度融資と経営支援施策を組み合わせたステップアップ支援を実施し、個別企業の経営改善に貢献してまいりました。
また、永遠のテーマであります組織強化にあたりましては、会員拡大会議を設置させていただき、地区・組織をあげて会員拡大運動に取り組んでまいりましたが、役員・議員はもとより、多くの会員の方々のご協力により、おかげさまで当面の目標を達成することができました。
組織強化に対する皆様方の深いご理解と力強いご支援に対しまて、改めて厚くお礼を申し上げますとともに、更に2,100会員の達成に向けて、引き続き絶大なご支援を賜りたく、心からお願い申し上げます。
以下項目別に、事業報告の詳細を報告するとともに、主要事業の概要報告をもって平成18年度事業の総括的概要といたします。
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