簿記ネット受付

習志野きらっと2022

習志野商工会議所の会員になりませんか!

「日商簿記3級必勝合格セミナー」を開催(習志野商工会議所×TAC津田沼校共催)

健康経営推進

習志野ソーセージ

習志野グローバルものづくりガイド

企業データ入力フォーム



商工習志野



第十九回「法定調書」の書き方

 みなさんこんにちは。

 11月になると皆さんのところに『平成○年分給与所得の源泉徴収票等の法定調書』(以下『法定調書』)が送られて来ていると思います。今回は、その記入方法についてご説明しましょう。

      ポイント

『法定調書』はお金の支払を伴うものではありません。

間違ったからといって問題になることもありません。

この位の書類は自分で書いてしまいましょう。


1.はじめに

(1) まず、年末調整を終了させましょう

    書類は一緒に来ますが、『法定調書』は、

    1. 年末調整が終了し、
    2. 社員の年税額が確定し、
    3. 「給料支払報告書」と「支払調書」の記入

    が終わってから作成します。

(2) その年の源泉所得税の納付書を揃えておきましょう

    『法定調書』は、結局は源泉徴収額の合計です。最終的に『法定調書』と、1月分(2/10納付分)から12月分(1/10納付分)迄の源泉所得税の納付書の合計額合うこととなります。

   

この金額は合わせておいた方がいいので、間違えないよう注意しましょう


2.集計しましょう

    「給与支払報告書」の支払金額、源泉徴収税額、人数をそれぞれ合計します。また「支払調書」も種類ごとに支払金額と源泉徴収税額、人数をそれぞれ合計します。

   


3.記入しましょう

    あとは書くだけですが、必ず下書きをしましょう。『法定調書』の用紙をコピーした用紙か または同封の「控」の用紙を使うといいでしょう。

    用紙には以下の手順で記入しましょう。

(1) 給与所得者の源泉徴収票合計表

     社員全員の「支払報告書(源泉徴収票)」の合計額を記入します。このとき2で集計した人数、支払金額、源泉徴収税額を記入します。

     なお、「源泉徴収票を提出するもの」には役員のうち支払金額が150万円超、社員のうち支払金額が500万円超のものの合計額を記入します。

     年末調整の際の「支払報告書(源泉徴収票)」2種類ありますが、上記の区分によって分かれているので、税務署提出用の源泉徴収票がある者だけが「源泉徴収票を提出するもの」になります。

(2) 退職所得の源泉徴収票合計表

     「退職所得の源泉徴収票」の合計額を記入します。

     なお、「源泉徴収票を提出するもの」役員となります。

(3) 報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書合計表

     「支払調書」の合計額を種類ごとに記入します。

     上記と違うのは、人数の欄が「個人」と「個人以外」に分かれていることです。注意しましょう。

     なお、「支払調書を提出するもの」は細分化されていますが、外交員等は支払金額が50万円超のもの、弁護士や司法書士、税理士等は5万円超のものとなります。

(4) 不動産の使用料等の支払調書合計表

     支払った土地や建物の賃借料や権利金、保証金の額を記入します。

(5) 不動産の譲受けの対価の支払調書合計表

     土地や建物を購入した年はその対価を記入します。

(6) 不動産の売買又は貸付のあっせん手数料の支払調書合計表

     上記の取引があった際に、支払ったあっせん手数料について記入します。

(7) その他

     該当する支払額がなかった場合は(摘要)欄に「該当なし」と書いておけばOKです。

   

これについては、特殊な支払がある会社は、「手引き」で確認して下さい。

通常、不動産を賃貸している業者に支払う家賃については提出する必要はありません。


4.税務署に提出しましょう。

     上記の手続きにしたがって、下書きを済ませ「提出用」に清書をしたら、それをコピーして「控」をつくっておきましょう。コピーの方に「控」と朱書きすればOKです。「控」用の用紙が入っていますが、それに再度記入する必要はありません。

     『法定調書』には3で「支払調書を提出するもの」に該当した者の「源泉徴収票」又は「支払調書」を添付します。

     提出は何も税務署に行く必要はありません。郵送すればOKです。でも返信用封筒を入れておかないと、「控」が戻ってきませんので、返信用封筒を入れるようにしましょう。
   

最初にも申し上げた通り、この書類は金銭的な負担はありません。

提出期限は毎年1月末ですが、遅れたからといって、恐れることも、あわてる必要もありません。


 長い間、連載させていただきました「ダックまあ子の経理教室」ですが、今回で終了とさせていただきます。

 私もまだまだ未熟でしたので、皆さんのご期待にそえない点も多々ありましたと思います。ご購読ありがとうございました。