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第二十九回「赤字でも消費税がかかる?」

 みなさん、こんにちは。

 「ダックまあ子の経理教室」も、もう29回目となりました。

その間に決算は経験されましたか?税金の負担をどう感じましたか?

消費税だけ、負担感が大きくなかったですか?

 今回は、その原因を探ってみましょう。

      ポイント



1.消費税の計算は?

 消費税は、法人税とは計算方法が全く違います。
 
 消費税は基本的には、受け取った(預った)消費税から支払った消費税をマイナスすることで計算します。但し消費税は課税されないものがあったり、資産に係る消費税は購入時点で控除できたりもします。

これが決算書の利益と連動しない一番の原因です。

   

法人税や法人住民税は利益をベースに計算しますが、消費税は、違います。

2.消費税がかかっていない経費は?

 みなさんご存知の通り、消費税は課税されていないものがあります。

 会社でよくある経費の中では、社員の給料(給与・賞与・退職金)と法定福利費・保険料・租税公課・一定の会費には、消費税は課税されていません。

 ここがポイントです。会社では経費として支払っていて、実際にお金がでていますが、消費税が課税されていないので、消費税の計算上は控除されないのです。

   

収入になるものの中でも受取利息や受取配当金、土地の売却代金、社宅使用料、受取保険金等には消費税はかかっていません。

3.決算書を見直してみましょう

 みなさんの会社の決算書をみてみましょう。2.にあげた経費を抜いて損益を計算したら黒字になりませんか?

そこで黒字になるようだと、消費税の納税額がいくらかはでてしまうと思った方がいいでしょう。

 たとえば「人件費」の負担が大きな業種だと、会社の決算は赤字法人税はゼロだけれども消費税の納税額があり、その負担が予想より重いような感じがするのです。

   

4.簡易課税の場合は

 簡易課税を選択していれば、消費税が課税されている売上がある限り、消費税額は必ず発生します。簡易課税は経費の内容は一切考慮されません。簡易課税の選択は慎重にしましょう。

   

5.新たに課税事業者となったみなさんへ

 前期と同じ金額で商品を販売していませんか?みなさんが自分の会社に同じ資金を確保するためには、本当は今までの商品の価格に消費税をキチンと上乗せしなければなりません。それが出来ないと申告期には資金的に困ったことになります。

 でも消費税を上乗せすることは取引先にとっては事実上の値上げにほかなりませんから、商売上困難なことでもあるでしょう。この点が、みなさんが負担を感じる原因にもなっています。

 けれども、少なくとも消費税分はどこかにプールして、納税資金として確保しておくことが望ましいことです。

   

自分の会社が当期いくら位の消費税の納税になるかを、毎月の月次決算書を作成した時に試算しておくことが重要です。

 消費税法の改正に伴って、平成17年3月決算から消費税の課税事業者となる会社が増えます。これから消費税を支払う社長さんは資金繰りには充分注意しましょう。

 消費税が総額表示になって、消費者の負担感は薄れつつありますが、会社の経営者である社長さんはそんなことは言っていられませんよね。