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第三十回「複式簿記の考え方」

 みなさん、こんにちは。

 「ダックまあ子の経理教室」もとうとう30回となりました。

 この教室ではいままで、難しい思われがちな「複式簿記(ふくしきぼき)」を考えない『経理』を考えてきましたが、そろそろ「複式簿記」についても知っておきましょう。

 この「複式簿記」がわかるようになれば、会社の決算時の処理も自分で出来るようになります。

      ポイント



1.複式簿記って?

 

 複式簿記は帳簿をつけるには、とても合理的なモノです。
 
複式簿記で帳簿を作成すると、「貸借対照表」も「損益計算書」も同時に作成できます。

 現金出納帳や多桁式出納帳だけ帳簿をつけていると、「複式簿記」じゃないように思うでしょうが、実は複式簿記になるのです。会計ソフトで現金出納帳だけ入力しても、貸借対照表と損益計算書ができるでしょう?それは会計ソフト内部で出納帳を複式簿記の形態に書き換えているからに他なりません。

   

簿記の勉強は「習うより慣れろ」です。

 キチンと身に付けたいなら市販の簿記3級程度の問題集をやってみるのが一番の早道です。

2.仕訳って?

 複式簿記で振替伝票を書く様式を「仕訳(しわけ)」と呼びます。

 複式簿記は「仕訳」をするのが第一歩です。

 この「仕訳」では科目をふたつ使用します。これが「複式」と言われる所以でしょう。

(1)出納帳から「複式簿記」の「仕訳」を考えてみましょう。

 まずは今まで記帳している出納帳の書き方を「複式簿記」にしてみましょう。

 例えば、

  1. 文房具1,500円を買った場合

    出納帳では、科目を「事務用品費」支出金額は「1,500」で記帳されています。

    これを仕訳で書くと

    「(借方)事務用品費/(貸方)現金 1,500」

    ということになります。

  2. 現金で10,000円売り上げた場合

    出納帳では、科目を「売上」収入金額は「10,000」で記帳されています。

    これを仕訳で書くと

    「(借方)現金/(貸方)売上 10,000」

    ということになります。

    このように「仕訳を切る」ことができれば「複式簿記」ができるのです。

(2)借方、貸方を覚えましょう。

ここで使用する「借方(かりかた)」「貸方(かしかた)」は仕訳や貸借対照表、損益計算書の左右をあらわす簿記特有のことばです。

 大雑把にいうと、仕訳を切るときには、

(借方)には費用、資産の増加、負債の減少

(貸方)には収益、資産の減少、負債の増加

を書くことになります。

 市販の「振替伝票」をみると科目を書く欄が左右に2つあります。この左側を(借方)右側を(貸方)と呼びます。

 会計ソフトの取引を入力する「振替伝票」も同様の形式になっていることでしょう。

 「仕訳」が出来るようになれば、この「振替伝票」でも入力ができます。

   

「資産」とは、現金や預金、売掛金、備品などの固定資産のことで、

「負債」とは借入金や買掛金のことをいいます。

でも「仕訳を切る」時にはまず現金預金(資産)の増減を把握し、その相手に取引の内容をあらわす科目名を入れるという考え方が覚えやすいでしょう。

3.仕訳が出来れば

 出納帳でもある程度の経理処理はできます。

でも自分で「振替伝票」が書けるようになると、より正確な試算表を作成することが出来るようになります。

「仕訳」が切れるようになり「振替伝票」が作成できるようになれば、日々の出納だけでなく決算時の処理も自分である程度出来るようになるでしょう。

 タイムリーな試算表の作成は経営上、大きな助けになります。